ペリカンの「スーべレーンM600」を購入してから、万年筆に対する物欲が止まらない。
もともと紙とペンで考えをまとめたりするのは好きな方で、iPhone・iPadを持っていても、アナログ手帳は必ず使っています。ってかないとダメ。
iPad Proを手に入れてからは、Apple Pencilでなんでも書いてきたんだけど、やっぱりアナログのペンと紙は大切だなぁなんて思っています。
話を戻すと、スーべレーンを手に入れてから、万年筆の書き心地・所有感・書く楽しみにどっぷりハマってしまって、人生2回目の万年筆フィーバーが来ています。いろんなブログやYoutubeを見ては、こんなペン欲しいなぁとか、このインクいいなぁなんて思っています。
そんな時にふと見つけたのが、今回記事にする「無印良品」の万年筆。まさか無印に万年筆があるなんて思ってもいなかったから驚き。
この流れは買うしかない!ということで、早速ゲットして使ってみると、税込1,090円とは思えないクオリティーと書き心地でビックリ!
万年筆初心者の方にも、2本目の人にもオススメできるいいペンだと思うのでご紹介します。
アルミ丸軸万年筆 ファイン・黒インクカートリッジ1本付
無印良品らしいシンプルなデザイン。
本体・キャップともにアルミのシルバー一色に統一されていて、程よい重みと高級感があります。安見えはしない。そして細い。
ペンを握る部分はローレット加工がされていて、まるで製図用シャープペンシルみたい。
実際、軸の細さの割にはしっかりと握ることができます。
じゃー滑らないの?ってなると、例えばステッドラーの代表的な製図用シャーペン「925」と比べると、やや滑りやすい。ただこれは比べるとそう感じるだけなので、普段の筆記にはなんの問題もありません。
そして何より気になるのはペン先!
同一価格帯の万年筆のペン先は、ペン先の太さを表す刻印はあっても装飾がないものがほとんどだと思うけど…
どうこのペン先!
とても1,000円とは思えない美しい装飾!装飾のほか、太さを表す「F」と「IRIDIUM POINT」の刻印があります。
そしてこのペン先はドイツ製。いろんなブログやYoutubeを見てみると、「シュミット社」のペン先ユニットが付いているみたい。この時点で筆記感の期待は高まります。
キャップも本体はアルミ製で、クリップは鉄。
クリップもしっかりしているので、破損したりとかはなさそう。
キャップのてっぺんにはなんかゴムみたいなモノが。デザイン以外に意図したモノなのかは不明。
一番驚いたのがここ!
キャップは、ペン先・尻軸にポストどちらにポストしても、軸の内側の隙間にハマるようになっている!おかげで、キャップをポストしたときも、本体の軸とキャップがツライチになって、特に尻軸にポストして書く時も、見た目の野暮ったさがありません!
無印良品さん、この価格帯で、よくここまでやったなぁって心から思う。
サイズ感
どこのご家庭にも必ず一本はあるジェットストリームと比較。
軸はどこにも膨らみがなく、細く真っ直ぐなのがよくわかると思います。
ちなみに、基本的には太いペンの方が好きなんだけど、この細さは嫌いじゃない。デスクに何本かペンを置いてるんだけど、サッとメモを取る時は真っ先に無印のペンを握っています。
万年筆にありがちな「さぁ書くぞ」が良い意味で無いから、ふと取ってしまうんだと思います。
筆記!
お待ちかね、筆記です。
無印の万年筆にはカートリッジが一本付属していますが、万年筆はやっぱりインクボトルから吸引したい。けど、残念ながら無印には純正コンバーターがありません。と言うことで、大好きなペリカンのコンバーターを購入してきました。インクはペリカンの「Brilliant Black」。
なんだけれど…
ペリカンのコンバーター、定価1,100円(税込)。万年筆より高い…。これ、どうなん?とは思ったけど、考えないことにしました!
ペリカン 万年筆用 コンバーター 2本セット
Amazonで見るさぁ、書いてみました!
紙はロディアの5mmドットのメモパッド。Fニブのペン先なので、5mmでも十分に筆記できます。
インクフローは潤沢で、インク飛びも無し。筆記感は、サラサラとカリカリの中間くらいで、紙を引っ掻くような手応えもありません。正直、国産大手の3,000円〜5,000円くらいの書き心地はありそう。
文房具メーカーでもない無印良品が、この価格帯でこのクオリティーの万年筆を出してくるとは思いませんでしたよ!良い意味で裏切られました!
まとめ
久しぶりにいいモノに出会えました。
万年筆ってどうしても高価で簡単には買えない、けれど低価格帯だと安見えするからイヤ。けど欲しいから高い方を買う、この負の螺旋に陥りがちな中で、低価格・高品質な無印の万年筆はこの隙間にカチッとハマりました!
無印良品に行けばいつでも買えるから、もし無くしたり、傷がついても大丈夫っていう安心感もあって、どこでも持ち歩いて使っています。高級なペンはなかなかそうは行きませんよね〜。
初めの方でも書いたけれど、この価格とクオリティーなら、初めての1本でも楽しめるし、2本目・3本目の人でも満足感はあると思います。
文字だけじゃなく、絵を描いたり、ちょっとしたメモとかにガシガシ気兼ねなく使える「無印良品のアルミ丸軸万年筆」、オススメです!
【この記事を書いた人】あっきー
バイク・ソフトテニス・写真・自転車・ギター・ベースにピアノ・釣り・キャンプが好きです。インドア・アウトドア問わず、楽しそうなことには手を出さずにいられない。ただ、何かを極めることはできず、浅く広くなっちゃうのが残念なところ。
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