こんにちは、約1年ぶりのダムブログです!昨年初めて行った温井ダムでは水不足により放流が中止になった為、今年リベンジしてきました!なんと今年は4年ぶりに下流広場を開放しての放流なのでずぶ濡れ注意です。今年の放水は、4月21日(金)〜5月28日(日)まで行う予定だそうですよ。
温井ダムとは
広島県山県郡安芸太田町にあり、アーチ式ダムでは黒部ダムに次ぐ高さを誇るとても大きな温井ダム。滑らかな堤体は一度見ると忘れられない美しさ。
型式 | アーチ式コンクリートダム |
総貯水容量 | 8,200万m3 |
堤高 | 156m |
堤頂長 | 382m |
アーチ式ダムは背中で語る
アーチ式ダムの魅力は背中。言葉にしなくても伝わるでしょうか?私はダム湖には全く興味がなく、ダム堤体にのみ興味があるので、あまりダム湖側の堤体は撮影しないんだけどアーチ式ダムは別物。この湾曲したコンクリートの表面の滑らかな美しさとどっしりとした背中で語る感じのコラボレーションがドストライク。
水位低下放流って何?
水位低下放流とは梅雨時期や台風などの大雨によって洪水の恐れが多い時期の備えて、あらかじめダム湖の水位を下げておくための放流。大雨に備えてダムの容量を確保しておくことができるんです。
通常は堤体下部にある常用洪水吐であるコンジットゲートから放流されるが、毎年4月中旬〜6月初旬に開催されるこの水位低下放流は、真ん中にある中位標高放流設備であるホロージェットバルブからの勢いのある放流を目の当たりにすることができる。
大迫力の放流シーン
不気味な機械音と共にホロージェットバルブが開けられて、勢いよく水が前に飛び出してきました!
凄まじいほどの「ゴーーーーーーーーーー」という水の音と共に、放流した水が水面から巻き上げて全身ずぶ濡れです。カッパを着てましたが、顔面は守れませんでした。
あとで写真を見て気づきましたが、手前の方の傘が翻るくらいの勢いです。こんなにも至近距離で放流を見ることができるのは日本でも限られます。しかも今年はダム直下にある下流広場を開放しての放流なので、大迫力の放流が間近で見れるとあって想像以上の人出でした。
管理棟の屋上からの眺めも最高です。放流時間は約25分なので、下流公園で15分見て、通路を通って5分で管理棟まで戻り、最後の5分で上から眺めるのがおすすめ。
ダム階段も開放
普段は入ることができない管理用のダム階段もこの期間は開放されています。
481段と見てしまったので、下りだけ階段を利用してみました。当日は雨で足元も悪かったですが、ダム堤体に直接触れられてこの上ない幸せです。
上りは管理棟につながる通路を通って戻ります。この通路もまた面白く、ダムを支える岩盤に直接触れられる窓があったり、写真のように手を叩くと跳ね返ってくるやまびこを体験できたりします。
広島グルメをいただく
ダムの放流で興奮したらお腹が減ったので、帰りの高速道路のSAで人生初の尾道ラーメンをいただきました。シンプルな醤油ラーメンで添えてある海苔がいいですね。疲れた体に染み渡る温かい塩味の効いたスープ。ごちそうさまでした。
【この記事を書いた人】なっちゃん
好奇心旺盛、思いたったら即行動!突っ走ったら止まらないから誰か止めてね。特技はお米を炊く事でPlamore kitchen担当しています。いつでもどこでも瞬時に寝れちゃう技もあり。人工的な大きいものにドキドキしてしまう変態気質があるんだなー。
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