インクが出ない!無印良品の万年筆を簡単メンテで復活させる。

しばらく放っておくと書けなくなる万年筆。

無印良品のコスパ最強万年筆『アルミ丸軸万年筆』が書けなくなったので、インクの入れ替えを兼ねて、簡単なメンテをしようと思います。

今回やった方法は、インクが出なくなった時とかインクの入れ替え、しばらく使う予定がないペンを仕舞う前にも、よくやる方法です。

『アルミ丸軸万年筆』のレビューは別の記事しているので、気になったらぜひ読んでください。

書けなくなった

しばらく使わなかった無印良品の万年筆。
ふと書こうと思ったらこんな状態。うっすらとインクが出た後はカスカスで書けない。

大体こういう時は、インクが蒸発したかインクが固まった状態なので、何かしないと自然と書けるようになることはありません。

とりあえずインクを足したけれどやっぱりダメ。入れてすぐは書けるけど、ちょっと書くとインクが出なくなる。

どこかでインクが詰まってるみたい。
お手軽に、ペン先を水にちょっと浸けて書く方法もあるけれど、せっかくなので簡単にメンテします。

というわけで、ペンとコンバーターを掃除!

方法は簡単。

水を張ったグラスにペン先をつけて、コンバーターで水を吸っては出すを繰り返します。水はある程度濁ったら、新しいものに入れ替えましょう。
これをとにかく繰り返します。

綺麗な水にインクが混ざっていく様子ってキレイです。

ここでちょっとした事件!

何回か水の出し入れを繰り返していると…

なんか出てきた!なんだこれ!

コンバーターのペン側から、なんか水垢みたいなふわふわしたもの。これまでの万年筆暦の中でもこれは初めて!

コイツのせいでインクが出てこなかった疑惑、あります。

とりあえずコイツを取り出してみたけど、固形物じゃなくて、本当に水垢みたいな手触り。おそらくインクが固まりかけたモノだと思います。ビックリ。

話を戻します。
吸い上げる水がかなり透明になってきました。

完全に透明になるまで繰り返してもいいんだけど、ちょっとめんどくさいので次の工程へ。

一晩つけ置き

ぬるま湯か水を張ったカップに、コンバーターとペンを一晩つけ置きにします。

今回のペンはアルミ製なので、遠慮なく水没させていますけど、例えば、ペリカンのスーべレーンに使われている素材は水分を吸収します。水分を吸収することでボディーが膨張、大切なペンを壊してしまうことになっちゃいます。それと、分解できない吸引式の万年筆も水没させるわけにもいきません。

そういう場合は、こんな感じでペン先だけが半分くらい浸かるようにして置いておくといいです。

一晩つけたらこんな感じ。
透明だった水に、ちょっとだけインクの色がついていますね。

水からあげたら、軽く拭いて乾かします。
濡れてもいいものの上で、そのまま自然乾燥。大体半日くらい置くことが多いです。

万年筆を使い始めた頃は、どれくらい乾燥させたら良いのか分からなくてソワソワしたこともあったけど、今はあまり気にせず、水滴が出てこない・付いていない程度になったらオッケーくらいに思っています!

ここまで終わったら、新しいインクを入れて掃除は完了!
インクフローも順調!これで復活しました!

とりあえず…

しばらくはこれで大丈夫だと思うけど、頻繁につかなくなった場合は、使っているペリカンのコンバーターを改造してみようと思います!

最後に

書くことが楽しくなる万年筆。

ボールペンとかApple Pencilとは違って、インクは手に付いて汚れるし、掃除とかメンテナンスとか、手が掛かることも多いけど、かえってそれが楽しい

こうして、たまに掃除とかメンテナンスをしてあげれば、気に入ったペンをずっと使い続けていけるのも魅力的だし、カッコいい!

もし、使っていない万年筆があったら、一度掃除して、ぜひ使ってください。

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【この記事を書いた人】あっきー

バイク・ソフトテニス・写真・自転車・ギター・ベースにピアノ・釣り・キャンプが好きです。インドア・アウトドア問わず、楽しそうなことには手を出さずにいられない。ただ、何かを極めることはできず、浅く広くなっちゃうのが残念なところ。

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