「ピッ」
もわぁ〜ん
「臭ぁ〜〜〜い!」ある日突然エアコンから異臭がして来ました。汗
生乾きのような、なんか酸っぱい臭い。鼻が慣れるのかスイッチを入れて数分間だけ漂う異臭。地獄のような時間です。この前掃除したばっかりなのになんでぇー?って落ち込みました。
こんな経験ないですか?「エアコン」「臭い」で検索するとたくさん検索結果が出て来たので、この異臭で悩んでいる人は多いんだなぁって一安心。
で、突き止めてみるとそれは『カビの臭い』だそう・・・はい、撃沈です。ここ数日カビと共存してたなんて大失態です。どうにかしよう!と思ってエアコンの異臭と戦った私のお掃除記録を綴っていきますね。
エアコン掃除ってどうしてる?
エアコンの掃除は自分でするか業者さんに頼むの2択ですよね。でもこのご時世、長時間の作業をお願いするのも申し訳ないし、ひとり暮らしだからちょっと避けたいところ。今まで自分行っていた掃除はこんな感じ。
◆本体周りの掃除
本体周りにも実はホコリがいっぱい付いてます。特に本体上部とカバーの内側。ホコリをキャッチするモップやシート、硬く絞った雑巾などで拭くだけでも十分綺麗になります。
◆フィルターの掃除
エアコン本体のカバーを開けたら一番表にある網状のもの。ここでホコリがキャッチされるので、定期的にフィルターを取り外して掃除機でホコリを取る。頑固な場合はさらに水洗い。
◆市販のエアコン洗浄スプレー
これは冷却フィンと言って、エアコン本体のカバーを開けるとフィルターの奥にある無数の金属の板の部分を洗浄するスプレーだそうです。特に面倒な準備なんかはなくて、電源を抜いてフィルターを取って、剥き出しになったフィンに直接スプレーするだけ。汚れはホースを辿って外に排出される。(多少下に液が垂れたりはするのでご注意を!)
あとはどこが汚れてるの?
今までしていた掃除では何か足りないところがあるから臭いはず。あとはどこが汚れてるの?そもそもエアコンってどこまでの掃除ができるの?と謎だったので、まずはエアコンの構造を調べてみました。
構造は意外とシンプル。ただ、普段の掃除では中に隠れている「送風ファン」と「ドレンパン」の部分が実は掃除できていなかったんです!さらに調べてみると、自分でできる範囲で送風ファンまではできることがわかったので、今回はその送風ファンの掃除を自分でやってみることに!
吹き出し口から覗いてみると、なんか不気味な黒い斑点がびっしり!これは「黒カビ」だそうです。ショックでめまいがしますが、そんなことは言ってられないので早速送風ファンを掃除するアイテムをAMAZONでポチりました!
くうきれい エアコン送風ファン洗浄剤 AFC-503
業務用の空調機洗浄などを行っているショーワ株式会社から販売されている『くうきれい』というエアコン洗浄剤。アルミフィン(冷却フィン)用と送風ファン用の2種類が販売されています。今回は送風ファン用を購入しました。
セット内容はムース缶、リンス缶、洗浄廃液回収袋、説明書。2,140円で購入しました。
くうきれい エアコン送風ファン洗浄剤ムース、リンス AFC-503
Amazonで見る事前準備
掃除をするときに手が汚れないようにビニール手袋、汚れを拭き取るキッチンペーパー、送風ファンを回転させる割り箸、カビの掃除にカビハイターを準備。
①電源を抜く!
一番重要なのが掃除に取り掛かる前に、感電しないため電源を抜いておくこと!②取り外せるパーツの掃除
本体周りのホコリや汚れを拭いたら、取り外し可能なパーツを取り外し汚れをOFF。私の家のエアコン「霧ヶ峰MSZ-GV254-W」はフィルター・前面パネル・上下風向フラップが簡単に取り外せました。
フィルターは掃除機でホコリを吸い取って、汚れがひどい場合はぬるま湯で洗うんですが、今回はなんとフィルターにもカビが付着してたのでフィルターにカビキラーを吹きかけました。
そして写真を撮り忘れたんですが、黒カビの斑点があった本体内部はカビキラーを薄めた水に浸けて硬く絞ったキッチンペーパーで拭き取り、水拭きをしました。
パーツを外したらセットの中の洗浄廃液回収袋を本体に貼り付けます。ビニールに両面テープが付いているのでそのまま使うことができます。
ここで注意したいのが、本体の下にこんな隙間があって、清掃中にここから汚れた液体が落ちて来ます。これは事件でした。この隙間の奥から回収袋を貼り付けることがポイントのようです!これは説明書にも書いてなかったのでお気をつけくださいねー!
洗浄開始!
まずはSTEP1のムース缶から吹きかけていきます。ムース缶は使用前に大きく10回程振ってノズルを送風ファンに向けて直接吹きかけます。その時満遍なく行き渡るように割り箸を使ってファンを回転させながらスプレーします。
吹きかけると、ヘアムースみたいにモコモコしてきて見ていて楽しかったです。
その後30〜60分ほど放置して汚れが浮くのを待ちます。
待っている間はこんな感じで何だか汚い液体が流れ出て来ます。知らないうちにこんなに汚れていたなんてかなりショックです。
汚れが浮いたらSTEP2のリンス缶で洗い流します。このリンス缶は振るのNG!
さっきと同様に割り箸を使いこなしてファンの中に残った泡を消すようにスプレーします。
これだけでは泡が落ちきれなかったので、説明書にもあったように霧吹きで水を吹きかけて洗い流しました。何度も吹きかけて、キッチンペーパーで拭いたりしたのですが汚れは完璧に落とすことはできず。エンドレスになりそうだったので途中で断念。正直腕が限界でした。
回収袋に溜まったこの汚れは衝撃ですね。毎日快適な風を送ってくれていたエアコン内部がこんなに汚れていたなんて・・・。これはホコリとそれをエサにして増えていたカビみたいです。毎日カビの風を部屋中に撒き散らしていた可能性が大。
洗い流しが終わったら、水が流れ落ちるのを少し待ってから回収袋を外します。その際、吹き出し口付近がかなり濡れているので雑巾などで拭き取ってから外すと良かったですよ。
それから電源を差し込み、吹き出し口にタオルを当ててスイッチON。30秒ほど送風運転をして送風ファンに残った水滴を落とします。
その後取り外したパーツを取り付けて終了!
どれだけ変わった?臭くなくなった?
結果は見ての通りです!どうですか?中の送風ファンはなかなか見えませんが、吹き出し口付近の黒カビも送風ファンに付いていた汚れも落とすことができました。正直送風ファンは100%取り切れたとは言えないですが、自分で掃除するにしては十分と思います。
スイッチON!
サァ〜っと風が出て来ました!臭ってみると、カビ臭くないです!ちょっと洗浄液の匂いがしますが、それも数日使うと気にならなくなりました。
エアコンの効きも上がった感じがして、綺麗になって節電にもなって良かったです。
まとめ
今回自分でエアコン掃除をやってみて結果良かったです!業者さんレベルには程遠いかもしれないけど、今まで行って来た掃除ではできていなかった「送風ファン」の掃除をしたことでこんなにも快適になるなんて思わなかったです。
ただ、正直かなり時間がかかりました。汚れを浮かせる時間もあるのでしょうがないですが、全部で3時間くらいはかかりました。一人でするには重労働でぐったりです。ただ、今の環境ではおうち時間も十分にあるし自分でできることは自分でやってみる楽しさもある。大変だったけど達成感はありました!
エアコンからの異臭は危険サインです!エアコンから吹き出すカビはアレルギーなどの健康被害につながるそうなのでかなり危険でした。
エアコンのスイッチをピッ!として「もわぁ〜ん」と異臭がして気になっている方!
ぜひ試してみる価値ありですよ!ではまた〜。
くうきれい エアコン送風ファン洗浄剤ムース、リンス AFC-503
Amazonで見る【この記事を書いた人】なっちゃん
好奇心旺盛、思いたったら即行動!突っ走ったら止まらないから誰か止めてね。特技はお米を炊く事でPlamore kitchen担当しています。いつでもどこでも瞬時に寝れちゃう技もあり。人工的な大きいものにドキドキしてしまう変態気質があるんだなー。
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