音楽って楽しい。聴くのも好きだし、弾くのも好き。
動画にもしているけど、Plamore Studioのなっちゃんが購入した「Roland FP-30」をさわって、夜でもピアノが弾けること、DAW遊びが手軽に楽しめることがわかってからは、電子ピアノが気になって仕方がなくなっていました。結果、今回ご紹介する『Roland RD-2000』を購入することになったのです。
というわけで、今回、Rolandのステージピアノ『RD-2000』を簡単にご紹介。スペックとか、プロフェッショナル的な細かい部分は難しくて理解ができていないので、あくまでステージピアノ初心者の目線で、RD-2000はどんなものなのか、なぜRD-2000を選んだのか、どんなことができるのか、などを簡単に書いていきたいと思います。
RD-2000が気になっている人の参考になれば嬉しいです!
まず、Roland RD-2000とは?
世界中のプロがステージで愛用するRDシリーズの最高峰。
2017年初旬に販売が開始されているけど、2020年初旬に販売された現行機種「RD-88」を価格・スペックとにも上回ります。
簡単すぎるけど、お店の人やネットの情報をまとめるとこんな感じ。
RD-2000を選んだ理由
おそらく、この記事に辿り着いた人が気になるのはこのへんの事だろうと思います。
- Roland「FPシリーズ」
- Roland「RD-2000」
- Roland「RD-88」
- Yamaha「CP88」
- Nord Lead「Nord Grand」
電子ピアノとかステージピアノが気になっている人は、ざっくり、これくらいが候補に上がってくると思いますが、今回はFP-30とRD-88を引き比べに行ったことが前提です。
ちなみに、Roland RD-2000とYamaha CP88はここまでのモノは必要なさそう、Nord Grandは実機がないことと予算的な理由で候補の外でした。
決め手は鍵盤!
もう結論から。
Roland FP-30xとRD-88をじっくり比較した後、気の迷いで触ったRD-2000の鍵盤とタッチが2機種とあまりにも違って、より生ピアノだったんです!
価格は大幅に予算オーバーだったけど、こんなに鍵盤とタッチが違ったら絶対後で後悔する!
ピアノが弾きたいんだから、よりピアノに近い感触が良いに決まってます。そう思ったら、もうRD-2000しか考えられなくなったのです。
散財の覚悟ができた瞬間です。
初めてのステージピアノ
購入してから約3ヶ月、弾いたことはあるけど所有することは初めてのステージピアノ。全然使いこなさせていないけど、良いところとそうでないところが見えてきました。
良いところ
これは冒頭の通り、いつでも好きな時に弾けるのが嬉しい。生ピアノはどうしても音が大きいので、夜は弾くことができません。その点、電子ピアノはヘッドホンを使うことで、音量に関係なく弾き倒すことができます!夜に弾きたくなることが多い夜行性のワタシにはピッタリです!
ただし、ヘッドホンをしていても鍵盤のカタカタ音は消せないので注意が必要です。
そしてDAW遊び。Digital Audio Workstationの略で、要するにパソコンと繋げて、録音したり作曲したりすることなんだけど、MacにUSB-Bケーブル一本でMIDIキーボードとして使える上、オーディオインターフェース無しでRD-2000の音を録音できます。素晴らしい!
あとは充実のアウトプット端子だったり、やたらと細かい設定ができたり、とても使いきれない音色の数だったり…とにかく、プロ仕様ってこう言うことなんだなって思います。
他にも、音色を重ねたり、メトロノームだったり、音をずらす(ドを弾いたらレが出るように)とか、ソフトウエア音源を取り込んで鳴らすとか、とにかく挙げるとキリがないくらいなんでもできます!
悪いとは言わないけど…
とにかく重いです。
これでピアノを持ち歩ける!なんて思っていただけど、21.7kgは重い!純正ソフトケースも一緒に購入したけど、一度も使われていません(笑)
これもプロ仕様ゆえなのか、譜面台と内蔵スピーカーはありません。ワタシの場合、そもそも外部スピーカーから音を出すつもりだったので問題はなかったけど、手軽に弾きたい人には向かないかも。
そして、譜面台は欲しかった。別売りのオプションであっても良さそうだけど、そもそもオプションもないので、譜面台は別に用意する必要があります。
RD-2000はオススメできるのか?
さて、ここまでのことを考えて、ワタシなりにRD-2000がオススメできるのかを考えてみました。
ピアノはやっぱりRolandの音
同時に弾き比べたYamaha CP88は、ザ・ヤマハの生ピアノって感じでした。いわゆる聞きなれたピアノの音。対してRD-2000は、ローランドのピアノの音。よく言えば抜けが良くて、キラキラした感じ。悪く言えば、人工的なピアノの音。購入してしばらくはこの音に慣れなくて、ちょっと後悔もしていたけど、今は、他の楽器とのアンサンブルでも埋もれないこの音が気に入っています。
思ったよりデカい
重さのことは書いた通りだけど、FP-30とRD-88と比べて奥行きが1.5倍くらいあります。例えば一人暮らしでスペースに余裕がないところだと、思ったよりも存在感が出てしまうので、あらかじめ実機でサイズを確認することをオススメします。
これからピアノを始めたい人
正直、あまり向かないかもしれません。もちろん、プロ仕様の鍵盤・タッチ・音はあって損はないですが、初期費用がちょっとお高い。RD-2000本体のほか、本体を乗せるスタンド・外部モニタースピーカー・譜面台が必要になります。もろもろ込みで、おそらく30万くらいは必要だと思います。これなら込み込み10万くらいで揃うFP-30xの方がオススメかも。
こう考えると、ピアノが弾ける人・これから始めたい人全員にオススメできるとは思えません。
やっぱり、ライブハウスとか人前で演奏する機会がある人、ワタシみたいに鍵盤とタッチは絶対に譲れない人にオススメだと思います。
ちょっと補足。付属のダンパーペダルは「DP-10」
実は購入を決定する直前、少し困りました
ピアノにはダンパーペダルが絶対に必要なんだけど、公式ウェブサイトで調べてみると、何が入っているかわからない。どうやら付属のモノはあるようだけど、Roland純正の「DP-10」は別売品と書いてあるんです。しょうがないから「DP-10」を別に購入するか検討していたんだけど、ちゃんとDP-10が同梱されていました!
まとめ
今回は、初めてのステージピアノ『RD-2000』を購入するとき、個人的に考えたこととか、購入後に感じたことを主にまとめてみました。
同じように迷っている人も多いと思うし、迷ってる時が一番楽しいかもしれません。まずはこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
それにしても、好きな時にピアノで遊べるのは本当に嬉しい!今までも気が向いた時にしか弾いてませんでしたけど、RD-2000を所有してからは、寝る前の30分とかちょっとした時間にも弾いてるので、少しは上達してるかも。
これからは、DAW遊びとかも積極的にやってみたいです!
【この記事を書いた人】あっきー
バイク・ソフトテニス・写真・自転車・ギター・ベースにピアノ・釣り・キャンプが好きです。インドア・アウトドア問わず、楽しそうなことには手を出さずにいられない。ただ、何かを極めることはできず、浅く広くなっちゃうのが残念なところ。
About Us!Plamore Studioについて