【職場の近くの信号がなかなか大変なお話】

自宅と会社の往復はもちろん、昼食を買いに行くのにもほぼ通る事になる職場近くの信号のシステムが大変だ、という話です。

口で説明するのは非常に大変なので、絵心が皆無ながら、イラストに表してみたので見てください。

大通りが交わる場所で4か所の歩行者用の信号があり、全て「完全押しボタン式信号」。しかも4つの信号が連動しており、いずれかの1ヶ所を押すと、4ヶ所が一気に変わるシステム。
つまり、どこかのボタンを押さないとずっと自動車が優先され続ける。

数年前にいきなり導入されたこのシステム。
自分は普段毎日往復しているので、ここの煩わしさとシステムはわかっている。
しかし、ここら辺一帯はコンサートホールが隣接しており、県外からたくさんの方々が来られる。そんなご新規の方々にはここの“4ヶ所連動完全押しボタン式システム”はすぐには分かりにくい。

タイミングによっては、渡れずの信号

例えば、近隣ホールでジャニーズの公演を見て、ホクホク、キャピキャピと大興奮状態で帰路に向かうジャニーズファンの若い女性達とおはぎの退勤のタイミングが被った時。
イラストの4ヶ所にたくさんの人たちが集まる。合計60人~80人ぐらいは軽く集まるだろう。そんな時に4ヶ所全ての押しボタンを、誰も押していないとしたら…?

永遠にこの場所から動けないのである(笑)

押しボタンのパブリックイメージ

「4ヶ所あるから誰かは押すだろう」とタカをくくっていると、意外と誰も押さないパターンがとても多い。
恐らく、押しボタン式信号=お身体の不自由な方やご老人の横断のサポートの為、と言う考えもあるからだろう。誰も押さない。
よく分からないまま、信号が変わらない不思議な場所にずっと留まる事になる。

自分は何度もこの状況に立ち会った事があり、システムを理解しているので、普段から颯爽とボタンを押しに行く役割を、僭越ながら買って出ているのだ(笑)

しかし、先述のジャニーズファンが大挙した状況のような、いつも以上にあまりの人の群れを前にして、押しボタンまで僕がたどり着けないとしたら?

永遠にこの場所から動けないのである(笑)

救いの救世主−メシア−、爆誕。

それは困る。

一刻も早く帰って、半身浴と水シャワーの交互浴でととのって、ストロングゼロを2本飲んでソファで気を失いたい…という気持ちを奮い立たせて、いざ若い女性の群れに突進して、押しボタンに向かう事を心に決める。

「は?何だこいつ?」という視線に大いに傷つきながら、いばらの道を抜け、キャピキャピ群を掻き分け、満身創痍で辿り着いた末にボタンを押す。よくやった自分!後は青信号に変わるのを所在なさげに永遠のような長さに感じる数分を待つだけだ。

心の中では、4ヶ所に閉じ込められた羊たちを一斉に開放させる救世主 −メシア− な気分だ。

しかし、偉業を成し遂げた救世主−メシア−に対しての回りの皆さんの視線とヴァイヴスがおかしい。

あれ?なかなか変わらない信号に皆が一様にイライラしている最中に無理矢理人の群れを掻き分けせっかち押しボタンおじさんの突然の登場…にしか感じていない様子(笑)

これは分かりやすいくらいに酷い例 & 面白く書きましたが、こんな事も実際にあるんです。

救世主−メシア−に対してその態度?

今日は4か所合計20人ぐらいが待つ中、いつも通りに感情を持たないロボットな心持ちでボタンを押しに行くと、近くにいたおじさんに「ちっ!ここの信号は本当に遅いんだよ!!」と八つ当たり的に文句を言われました。

あれ?何で?(笑)そもそも、僕(救世主-メシア-)に対してそんな態度で大丈夫ですか?(笑)

原因はそれぞれ4ヶ所のボタンに近い4人の人のせいなんだけど、そこに立つ人はボタンの存在は分からないから押さない訳で、ボタンから遠い人は余計にボタンの存在は分からないので、そこに60人いようが、100人いようが、関係ないんですよね。

謎にやりたい、あえて押さない

時々、「敢えて押さない事でこの場所に数百人をいつまで留めておけるかチャレンジ」は出来るのかな…とアホな着想が湧いたりもします(笑)でも、まずおはぎ自身も帰れないし、無意味なのでやりません(笑)

真面目な話、「なかなか変わらないな~!無視して渡っちゃおう!」と言う人や、信号が変わるタイミング予測で飛び出してしまう人、逆に車だって出てくる…かも。

ある日突然、完全押しボタンにした理由も市側にはあるんでしょうけど、なかなかに大変な場所ですね。
皆さん、お近くにお越しの際は気をつけて。(何処よ笑)

– fin –

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【この記事を書いた人】おはぎ

刹那主義、行き当たりばったり、面倒くさがり有段者!音楽、サウナ、ストロングゼロ...日々瞑想、迷走、そして酩酊の日々は続く。

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